アマチュアトランペッターのつぶやきfromアメリカ

アメリカ在住時に音楽活動経験をした日本人アマチュアトランペッターが、日米の音楽活動を通して見聞きしたことをいろいろ綴ってみます。

お久しぶりです。

このブログをほったらかしにして、気づいたら一年半。実は一年前に日本に帰国していました。やっと生活が落ち着きつつあり、トランペットも再開しましたので、記事をぼちぼち書き始めようかと思います。アメリカ在住の時よりはペースがかなり落ちると思います。

今回は帰国して日本で音楽を再開して感じたこと、雑感です。

日本のアマチュア団体の練習は週末。これって、多くの人が違和感ないと思うのですが、週末の予定が結構な割合埋まってしまうのは、個人的にはちょっとつらいんです。アメリカは、、、とかいうとアメリカかぶれなんですが、平日練習だったので週末は完全オフにできたんですよね。

日本で平日の練習は非常に成り立ちにくい。仕事している人で残業しなくていい日なんて、本当に少ないですもんね。だから、やっぱり日本ではこれが普通、なんだろう。今更ながら再確認。

まあ、しんどくなりすぎない範囲で続けられるやり方を個人的に模索してみようと思います。なかなか平日は練習がやりにくいので、PETEというアンブシュアトレーニングの機器を買いました。練習できない日に口の筋肉を維持するには比較的良い方法、というプロ奏者の人の意見を参考に買いました。

年齢をそれなりに重ねて、若い時のように勢いだけでは吹けなくなってきたので、以前よりも体力維持や練習頻度、方法などを細かく考えるようになった。そのせいか、若いころにはできなかった吹き方もできるようになってきた気がする。私の仲間内でいう、いわゆる「ジジイ吹き」というやつをやる年になったのだな、としみじみ。

以上、とりとめのないお話しでした。

  1. 2015/06/26(金) 23:36:51|
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金管奏者のスタミナ

金管楽器吹きは、自分の唇を使って演奏するので、運動と同じようにスタミナを消耗しながら演奏する。英語でスタミナといえば、通じるのかもしれないが、周りの友人は「endurance」という言葉を使う。辞書で引くと耐久力、持久力という意味の単語なので、別にびっくりすることではない。が、日本語では通常「体力」とか「スタミナ」とか言っていたので、powerとかstaminaとかenergyなどという単語しか思いつかなかった頭の固い私にはちょっとしたa-ha体験でした。
  1. 2013/11/20(水) 21:46:32|
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マーチの楽しみ方

アメリカ人はマーチ大好き。バンドの演奏会でマーチをやらないことはほとんどない。したがって非常に多くのマーチを練習、演奏する機会に恵まれる。
日本で学生時代に吹奏楽をやっていた時は単調で面白くないと思っていたマーチだが、いろいろやるとそれなりに学びもあるし、楽しみ方も増えてくるものだと思うようになった。

今回はその学びのうち、マーチの演奏、練習でよく使われる用語紹介する。

Strainという言葉。

おそらくマーチに限らない用語であるが、辞書を引くと、曲、旋律、歌などと訳される。
しかし私が練習で耳にするのは、もっと具体的な使われ方である。
平たく言うと。繰り返し記号で囲まれたひとくくり、という感じ。

マーチはご存じのとおり繰り返しが多用される。一曲の中で複数の繰り返し記号があることも珍しくない。そして練習においては、「二つ目のStrainからやって、2カッコ(second ending)に入ります」とか、「最後のStrainをやってD.S.」とかいう風にこの単語が使われるのです。
これ、練習番号や小節番号よりも感覚的に説明できるので、結構便利。

そして、その応用編というか、さらに専門的な用語を紹介する。
Breakup strainという言葉だ。

マーチの典型的な構成では、真ん中に静かなトリオという部分があり、そのメロディーは曲の最後にクライマックスとして力強く再度演奏されるパターンが多いが、トリオとクライマックスの間を「break up」、つまり分断する部分がBreakup Strainである。

トリオをそのまま最後まで繰り返すと、いくら強弱やアーティキュレーションなどでスタイルを変えても、どうしても単調になってしまう。そこで、まったく違う感じの旋律をアクセントとして間にいれたのがBreakup strainである。
違う楽器どうしが掛け合いをしたりして、音楽の流れをいったん断ち切り、トリオの旋律が返ってくる前段階を演出する。

理屈よりも、以下のリンクでいくつか例を聞いてみられるとよい。

まずは超有名な、スーザの「星条旗よ永遠なれ」より。1:38-2:03や2:34-2:58あたりがBreakup strainである。

http://www.youtube.com/watch?v=urPMO-hXp2c

もう一つの例として、同じくスーザの名曲、ワシントンポスト。1:33-1:41や1:55-2:03がbreakup strainに相当する。

http://www.youtube.com/watch?v=mr0CLv1ic9o

アメリカでバンドをやらなければおそらく一生知らなかった用語だと思う。
  1. 2013/11/01(金) 21:34:24|
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ラッパ吹きの性(さが)

私は二つのバンドに所属しているが、そのうち一方のバンドのトランペット吹きは、私以外は60代、70代の高齢者ばかりである。しかし、いつも年齢を感じさせない演奏スタイルに驚嘆させられる。曲の最後のほうのクライマックスで、真ん中のB♭がoptionalでハイB♭でもよいと書かれている時は、どれだけバテていても絶対上にあげる。そしてほぼはずさない。曲の最後の四分音符や八分音符は気合い三倍増しで吹ききる。なんかラッパ吹きだなあ、と妙に納得。
  1. 2013/11/01(金) 20:42:30|
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Yummy

先日金管アンサンブルの練習中に、最後が少し変わった和音で終わる曲をやった直後、トランペットのBさんが「Yummy.」とつぶやいた。つまり、「おいしい」ということ。英語でも同じような表現するんだなあ。
  1. 2013/10/13(日) 22:37:02|
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バンドの練習では熱くなるアメリカ人

アメリカのバンド練習に参加するようになって驚いたことがある。アメリカ人の方々の感情の出し方である。指揮者が、不快感をあらわにしたり、時にはどなったり。プレーヤーでも、私語をやめない周りの団員たちに対して、「Shut up!!!(うるさい!!!)」と怒鳴りだす人もいる。

ビジネスの場でそいうアメリカ人に遭遇することは、あまり多くない。なくはないが、それはビジネス上極めて良くないことだと認識される。なので、ビジネス交渉の場で時に感情をむき出しにする行動、特に一昔前の日本人にはよく見られたが、そういう行動は感情コントロールの出来ない未熟なビジネスマンとして陰で馬鹿にされるのが関の山である。腹を割っているなどとは思ってもらえないし、ビジネス交渉上の有効な一手段とも認識されない。なので、アメリカ人と接するときは、私は感情のコントロールをかなり意識している。

バンドを始めるまでの私のアメリカ生活はビジネス中心だったので、あまり違う行動パターンをバンドで目の当たりにしたときは、かなり驚かされた。芸術やスポーツに取り組むときは「アリ」なのか、それとも、私のバンド仲間が比較的ご高齢なので世代の問題なのか、私の住んでいるのが比較的田舎なのでお土地柄なのか、おそらくそれらの要因が混ざり合っているのだと思うが、音楽に取り組む真剣さの表れが一番大きいのだと私は思っている。ストレートに見えて意外と本心を見せないアメリカ人の心の底をちょっと垣間見たようで、なんとなく嬉しく、微笑ましくすら思う。
  1. 2013/09/19(木) 22:39:39|
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ガゼボ

アメリカの公園で野外コンサートをするとき、「Gazebo」と呼ばれる場所で演奏することが非常に多い。写真のような、上から見たら八角形の、屋根付きの建造物のことである。「ガッズィーボ」と発音する。

20130622_123154_001.jpg


Gazeboの詳細な解説は以下のサイトなど他にいっぱい書いてあるのでここでは割愛するが、あまり日本では見ないものなので紹介させていただいた。

ガゼボ-Wikipedia
  1. 2013/09/11(水) 21:59:54|
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練習中の私語 - 続編

今日の練習の冒頭の、バンドディレクターJさんの一言。

「はい、練習はじめましょう。私語は謹んで。Jokeもやめてください。」

それこそJokeかと思ったが、Jさんの顔はいたって真面目。
別にこれまでJokeが練習の進行を妨げていたわけではないと思うが、Jさんのイラっと感がにじみ出ていた。
  1. 2013/09/10(火) 22:53:55|
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練習中の私語

日本でいう楽団指揮者あるいは団内指揮者は、アメリカの吹奏楽団ではだいたいBand Directorと呼ぶ。言うまでもなく大変な役割である。
私の所属するバンドのDirector、Jさんは、大変温厚で真面目な方である。その方の悩みの一つは、練習中の団員の私語。さすが皆さんアメリカ人なので、彼らの口を塞ぐのは容易ではない。思ったことは口にせずにいられない。もちろん皆気を遣って小さな声で話す。しかし、複数の人間が私語をすれば、当然Directorの話が聞こえにくくなる。毎回毎回Jさんは、紳士的に、「私語はやめてください。」「私の話を聞いてください。」「はい、こちらに注目してください。」と、いろいろな言い方で諭される。もちろん皆成熟した大人であるので、あ、これはいけない、と静かになる。しかし次の演奏が途切れた瞬間、半本能的に、私語が始まる。

Jさんは毎週練習の後、感想や事務連絡、指示事項を伝えるためのメールを送信されているが、たびたび私語に関する注意が、比較的長文で書かれている。Jさんが練習を意義深いものにしようとする真摯な姿勢が伝わる。皆おそらくJさんの考え、気持ちにちゃんと共感している。

でもいざ練習になると、私語はなかなか減らない。

先日の練習の開始前、Jさんが意を決したように滔々と話し始めた。長い話だが、Jさんの真面目な人柄と、アメリカ人としての気質が随所に表れた話なので、できるだけ文脈を変えずに、以下に再現してみる。

「皆さん聞いて下さい。今日はみなさんに提案があります。我々の練習時の行動についてです。皆さんはバンドのメンバーとして、ここで練習し、上達し、よりよい音楽を演奏するのが、責務であります。私はバンドディレクターなので、みなさんに指示を出して、バンドの音楽をより良いものにするためにみなさんを導く責務があります。そこで、私はこれから述べるような行動をとることを宣言します。
まず、私は練習中はディレクターであって、みなさんの友達ではありません。私が練習の指示を出そうとするとき、みなさんが私語をされていれば、私語をやめてくれるまで指示は出しません。静かになるまで待ちます。しずかになってから、指示を出します。練習を進めるのはみなさんの責務でもあるので、そのためには私語は慎んで、私が出す指示は必ず聞いてください。みなさんの取るべき行動は、みなさんの責務に基づいて、よく考えて、決めてください。わかりますね。もし質問があるときは手を挙げてください。私がみなさんの挙手に気づかないとき、私の名前を呼ぶことは問題ありません。手を挙げないでしゃべることは慎んでください。
もう一度言いますが、練習中は私はあなたの友達ではない。ディレクターです。練習が終わって、いつものレストランでご飯を一緒に食べるときは友達です。というか、少なくとも私は、みなさんの友達だと思っています。みなさんも私のことを、その時は友達と思ってくれると嬉しいです。
話を戻します。以上が私の行動宣言です。今後、練習中は私はそのような行動を取ります。副指揮者のSさんがどういう行動をとるかは、Sさん次第ですのでSさんが決めますが、私はそうします。みなさんがどういう行動をとるべきかは、お分かりですよね。よろしくお願いします。」

いちいち解説するのは野暮かと思うが、以下が私の興味を引いたアメリカ人らしいポイント。

・前置きが仰々しいのは、アメリカ人として話に権威あるいは公式である雰囲気を持たせるための常套手段。
・人そのものを批判せず、行動を正そうとしている。罪を憎んで人を憎まずと似た感じ。
・あえて友達ではないとまで言い切って、メッセージを強く発信し、意見ではなく指示というニュアンスを作っている。
・それでも個々の取るべき行動は個々の責任であるというアメリカ的な原則論からは逸脱していない。
・発言の権利をルール化して確保している。
・友達としての関係の維持にしっかり言及することで気持ちの面にも配慮している。
・副指揮者の権限は冒していない。

すべてのアメリカ人がこうではないが、田舎の真面目で厳格なおじいさんらしい、非常に成熟した姿勢であると感じた。みんな真面目に聞いていた。その日の私語は、劇的に減った。

しかし次の週、だいたい元に戻った。。。

Jさんの奮闘は続く。
  1. 2013/09/07(土) 08:40:42|
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ブラスクインテットはじめました

所属しているバンドのメンバーに声をかけられ、金管五重奏をやることになり、今日が初練習だった。バリトン奏者のSさんが音楽監督を務める教会が練習会場。40代一人(私)、50代一人、60代二人、70代一人というメンバー構成だが、みんな元気で、初見でもしっかりアンサンブルしている。楽しかった!!!これから曲を仕上げていくのが楽しみ。
話はそれるが、アメリカ人でも残響の多いところで演奏することを「風呂場で吹く」と言うのはちょっとした発見だった。
  1. 2013/09/04(水) 23:03:18|
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RYStrp

Author:RYStrp
アメリカ在住経験のある、日本在住の会社員。アマチュアトランペッター。トランペット歴は小学校6年生にはじめて以降、吹奏楽、オーケストラ、金管アンサンブルを経験。

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