アマチュアトランペッターのつぶやきfromアメリカ

アメリカ在住時に音楽活動経験をした日本人アマチュアトランペッターが、日米の音楽活動を通して見聞きしたことをいろいろ綴ってみます。

ユダヤとクラシック音楽

バンド練習後のメシでの話題よりもうひとつ。
今度ユダヤ教会で演奏会をする予定になっている。バンドの指揮者が、教会の人と打ち合わせを行ってきたらしく、その話をし始めた。「我々の演奏会では、当然礼儀としてワーグナーは演奏しません。」と教会側に伝えたのだと。話を聞いていると背景がわかってきた。ワーグナーはヒトラーと結びつきの強い作曲家で、反ユダヤ思想の持ち主だった。

指揮者の方がさらに話を続ける。ワーグナーのほかに演奏してほしくない作曲家はありますかと聞いたら、教会の方の答えはメンデルスゾーンだった。メンデルスゾーンはユダヤ人なのに、なぜだめなのかと教会の方に問うと、「メンデルスゾーンは迫害を逃れるためユダヤ教を捨ててキリスト教に改宗した。彼の両親もそうだ。だから彼の曲は、素晴らしいんだけど、ユダヤ教会では演奏してほしくない。」

これまでそんなこと考えたことも知ろうとしたこともなかった。西洋音楽は全部だいたいキリスト教とつながっている、みたいな恥ずかしいレベルの認識しかなかった。

アメリカでこのバンドに入らなければ、おそらく一生学ぶことのなかった話だろう。
  1. 2013/02/26(火) 23:30:16|
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ユニタリアン

練習後のメシで、おじいちゃんたちを中心に、音楽トリビアのクイズ大会が始まった。これがなかなか勉強になる話だった。
「アメリカ人作曲家で、有名なホリデーソングを作曲した、ユニタリアンの作曲家は誰で、その曲はなんでしょうか?」
私にはなんのことだかさっぱり意味がわからない。おそるおそる、「あのーーーー、ユニタリアンってなんですか?」

出題したクラリネット吹きのおじいちゃんが優しく教えてくれる。ユニタリアンとはキリスト教の考え方の一つである三位一体を否定し、神は一つである、という考え方を持つ人のことだ、と。難しくて、音楽ネタとしてはマニアック!しかし敬虔なキリスト教信者の方にとっては、重要な話題のようだ。
これまで私個人にとって、アメリカ人と宗教の話をすることはタブーだと思って避けてきた。けど、このバンドのメンバーなら、私がキリスト教徒でないこともちゃんと理解して、あほな質問にも寛容に受け答えしてくださる。これからはもう少し宗教の話にもすこしずつ挑戦してみようかな。私にとっては新たな世界に足を踏み入れた気分だ。注意深くやってみよう。

で、クイズに戻る。なかなか正解が出ないので、出題したおじいちゃんはしたり顔。結局ご自身で正解をおっしゃってました。答えは、James PierpontがJingle Bellsを作曲した人。私は答えを聞いても知らない人。。。もちろん曲は知ってるけど。周りのアメリカ人はみんなこの作曲家を知っていて、「あーーー!!!」という反応。もう少しアメリカの音楽を勉強して話についていけるようになりたいな。
  1. 2013/02/26(火) 23:00:00|
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テナーサックス奏者、ジェリーのぼやき

ジェリーはぼやきが好きなテナーサックス奏者。同じバンドのもう一人のテナーサックス奏者の女性とどうも合わないらしい。練習後のメシでよく愚痴を言っている。

「あいつ、俺のリード何番かと聞いてくるから、3半だと答えたら、あたしは4だ。サックスは硬いリード使わないとだめだ、3半しょぼい、なんてぬかしやがった。おれは3半がいいんだ。ごちゃごちゃ言うな。」
私はサックス奏者じゃないからよく知らないけど、リードの硬さとうまさは関係ないという話がネットでは多いね。がんばれジェリー。。。

「あいつ、バンドの誰かがちょっとでも間違うと、いちいち指摘する。うるさいんだよ。自分もたまには間違えているじゃないか。」
そうか、アメリカ人でもそういうキャラをうざいと思うのね。がんばれジェリー。。。

「今日はあいつが居なかったから邪魔されずに吹けた。いっつもはあいつの音がでかいから俺の音がかき消される。」
うーん、それは文句を言っても仕方がないのかな。彼女もピアノの時はちゃんとピアノで吹いてるよ。がんばれジェリー。。。
  1. 2013/02/12(火) 23:45:00|
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練習後の飲み会?

先週の練習前に嫁さんがぽつりと。「アメリカのバンドも練習後の飲み会みたいなの絶対あるはずだよ。」うーーーん、アメリカ人って、さっさと家に帰って家族との食事をとるような気もするんだけどな。と思いながら練習に行くと、このバンドに誘ってくれた同僚の旦那さんであるジェリーが「そういえば練習後はメンバーでメシにいくんだけど、お前も来るか?」と。キターーー!やっぱりあった。その日はジェリー自身も都合が悪くて行かないという話だったので私も辞退し、次週に行く約束をした。

そして今日の練習後、ジェリーについて町の小さなレストランへ行った。その日の参加者は10名弱。皆さん毎度来るのでここの常連さん。レストランの肝っ玉母ちゃんはメンバーの名前も好きなメニューもしっかり記憶している。なんかいい感じ。そして飯を食いながら話すのは、やはり音楽談義。本当にいろんな面白い話が盛りだくさん。話の内容についてはこれからおいおい書いていくが今回は割愛。約1時間半ぐらいかけてご飯を食べ、ほかの客がみんないなくなってもまだ話してる。肝っ玉母ちゃんも全然文句言わない。うーん、やっぱりいい感じ。日本のアマオケで昔やってたことと本質はおんなじだ。
夜11時前になってみんなやっと帰り支度を始める。帰り際にジェリーがぽそっと、「練習後にメシにいくと、帰りが遅くなるので嫁さんの機嫌が悪くなるんだ。けどお前がバンドに入ってくれたおかげで、むしろお前をメシに連れて行ってバンドになじめるようヘルプしなさい、と積極的にサポートしてくれるようになった。ありがたい。」とお礼を言われる。本当に好きなのね。練習後メシ。愛すべき音楽バカたちとの楽しい時間だった。
  1. 2013/02/12(火) 23:30:00|
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RYStrp

Author:RYStrp
アメリカ在住経験のある、日本在住の会社員。アマチュアトランペッター。トランペット歴は小学校6年生にはじめて以降、吹奏楽、オーケストラ、金管アンサンブルを経験。

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