アマチュアトランペッターのつぶやきfromアメリカ

アメリカ在住時に音楽活動経験をした日本人アマチュアトランペッターが、日米の音楽活動を通して見聞きしたことをいろいろ綴ってみます。

B♭トランペットの「ド」は何と呼ぶ?

ちょっとしたカルチャーショックを経験した。

器楽演奏をされない方のために、まず基本解説を。
吹奏楽などで一般的に使われているトランペットは、B♭トランペットと呼ばれる。これを使って「ド」の音を演奏すると、ピアノの「ド」と同じ音は出ない。ピアノの「シ♭」(英語のB♭)が出るのである。ややこしい楽器である。

さて、B♭トランペットの楽譜に「ド」の音符が書いてある時、吹奏楽やオーケストラの練習時にどう呼ぶのか?日本では、同じトランペット奏者どうしの場合、「ド」とも言うが、混乱を避けるため音名(いわゆるピアノの音)を使うのが主流だと思う。少し音楽をかじった人ならドイツ式に音名で「ベー」。あるいは英語風音名で「ビー♭」あたりであろう。

アメリカではどう言うのか?「ビー♭」と多くの日本人が思うであろう。不正解ではない。しかし私の経験上、多くのアメリカ人は違う言い方をする。「C(シー)」なのである!つまり、移調楽譜を読むとき、ドレミファソラシよりも、むしろ音名と同じくCDEFGABがよく使われているのである。

一応断っておくと、これは主に器楽演奏における話であり、合唱の世界はドレミの階名を使う。ただし合唱の楽譜は移調楽譜ではないので、別の話と考えたほうがいい。

話を器楽演奏に戻す。移調楽譜をそのまま音名と同じ呼び方で読むのは、日本人からするとややこしいが、アメリカ人はこの方がなじみやすいようである。

では音名、いわゆる実音は使わないのか?もちろん使う。ではどう言うのか?もちろん、日本人のようにツェー、デー、エー、といったドイツ語読みなどするわけない。アメリカ人だから。
上の例を使えば、「concert B flat」である。日本風に意訳すれば実音のビー♭あるいはベー。
しかしこのB♭トランペットのドを呼ぶ時、アメリカ人の口をついて出てくるのは、まずCであって、その後にconcert B flatと補足的に言う。
Cと読むのが主流なのは、この階名のさらに別の呼び方に表れている。単純にCと呼ぶ場合も多いが、「trumpet C」というときもあれば、「my C」などとも言う。目線は、周りに合わせた実音ではなく、あくまで自分目線。

実に面白い。

後日、もう少しこの話を突っ込んでみたいが、今日はここまで。
  1. 2013/06/01(土) 09:10:28|
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アメリカ在住経験のある、日本在住の会社員。アマチュアトランペッター。トランペット歴は小学校6年生にはじめて以降、吹奏楽、オーケストラ、金管アンサンブルを経験。

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