気になってネットで調べてみたら、結構面白い話が見つかった。知っている方からすれば何をいまさらかもしれないが、私の備忘録としてまとめる。
・ヒトラーは青年のころから熱心な音楽愛好家として知られ、特にワーグナーの大ファンだった。
・
マーラーはユダヤ人であるにも関わらずワーグナー信者であり、ワーグナーのオペラなどを指揮していた。
・ヒトラーは
マーラーの音楽を頽廃音楽として徹底的に排除した。
・ヒトラーに反抗して
マーラーの音楽を肯定しようとした
フルトヴェングラーはナチの監視下に置かれた。
・逆に
カラヤンはヒトラーに服従する選択肢をとり、
マーラーの曲を排除したものの、第二次世界大戦後に
マーラーブームが起こった際は積極的に
マーラーを取り上げた。
調べているうちに、焦点が私の好きなマーラーにシフトしていった。そういえばマーラーは様々な差別に苦しんだ作曲家であったことを昔本で読んだことを思い出した。以下は有名なマーラーの言葉。
「私はどこに行っても歓迎されない。“オーストリアにおけるボヘミア人”、“ドイツにおけるオーストリア人”、そして“世界におけるユダヤ人”だから」
音楽はこうした差別をなくすための有効な手段としてさらに発展していくべきだと思う。
- 2013/03/03(日) 01:00:28|
- 音楽トリビア
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